実は温泉だけでなくサウナも結構好きだったりする管理人。先日、久しぶりに入ったサウナでフト思いました。実際サウナってどんな効果があるんだ?
確かにサウナに入った後、ボーッとして幸せな気分になるサウナ。そういった気持ち良さだけでなく、健康的だからこそ、北欧始め多くの人に愛されているハズ。そんな訳でサウナの効果、調べてみました。
何とサウナには、サウナ→水風呂→休憩というクールの中、それぞれに違う効果がありました。
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サウナは「サウナ室→水風呂→休憩」で1クール、2~3クールを繰り返す
サウナの入り方って、サウナ室はいって水風呂に入る、それだけじゃないんです。水風呂の後の休憩が大切。ご存知でしたか?
この、サウナ室→水風呂→休憩、というクールを2~3回行うのが本来のサウナの入り方。
スーパー銭湯等のサウナの場合、お風呂→サウナ室→水風呂、で終わってしまう方が多いのですが、水風呂の後、一休みしてもう1~2クール、サウナ室からの流れを行うのがオススメ。
なかなか時間がかかってしまいますが、折角サウナに入りに来たのですから、お試しください。サウナの充実感が倍増しますよ。
サウナ室の効果
サウナは、サウナ→水風呂→休憩、で1クールと言われています。そんな訳でまず最初は、サウナそのもの、サウナ室の効果から。
サウナの効果には大きく分けて3つあります。
①リラックス効果
サウナの蒸気の中にはマイナスイオンが存在しており、マイナスイオンによりリラックス効果が促進されます。森林でのマイナスイオンの発生とリラックス効果は知られていますが、実はサウナもマイナス効果によるリラックス効果があります。
②血行促進による疲労回復
サウナに入ると体が温まり血流が促進されるのは、ご存じの通り。体内をより多くの地が循環することで、筋肉に流れる血液も増えます。サウナ室では血流が安静時の2倍になるため、酸素の摂取量も増えます。その結果、疲労物質と言われる乳酸が酸素により分解され汗として排出されることで、疲労回復効果が期待されます。ただし乳酸が疲労物質かどうかは、実は議論のある所でもあります。
乳酸菌は本当に疲労物質か?という議論はありますが、血の巡りが悪くなると病気になる、と言われるのと反対で、血の巡りをよくすることは体にとってプラスの効果がある、というのは感覚的に分かる所です。
③免疫力が上がる
身体の細胞にサウナの熱が加わるとタンパク質が損傷しますが、同時にHSP(ヒートショックプロテイン)というたんぱく質が生まれます。HSPにはタンパク質の損傷を修復する性質があるため、細胞の再生を活性化して免疫力を高める効果があります。
大きく分けるとサウナ単体でも効果は上記3つありますが、サウナはサウナ室単体では完結しません。サウナには水風呂がつきもの。その水風呂にもちゃんと効果があるんです。
サウナにおける水風呂の効果
サウナにおける水風呂の効果は主に下記の3点があげられます。
①皮膚が引き締まり湯冷めしにくくなる
水風呂に入ると、冷たさに反応して血管や毛穴が収縮します。身体の熱は血液によって運ばれ、毛穴や皮膚から熱は発散されますが、血管や毛穴が収縮している時は、熱が発散しにくくなります。そのためサウナの後に水風呂に入ることで、湯冷めしにくくなります。
ちなみにサウナだけでなく、普通のお風呂でも同じ効果があります。特に冬の寒い時期、ゆーっくりお風呂に入った後、風呂から上がる際に水を体にかぶって出ると湯冷めしにくくなります。管理人、冬にタマにやってますが、効果ありです。
②自律神経が活発になり、体調を安定させられる
高温のサウナ室の後に水風呂に入ると、自律神経が刺激され働きが活発化します。体の各機能をコントロールする自律神経。自律神経は交感神経と副交感神経から構成されており、この両者の働きのバランスが崩れると、様々に体の不調をきたすようになります。サウナの後の水風呂によって、自律神経の働きの活性化で、交感神経と副交感神経のバランスを整えることができ、体調を安定さることが可能となります。
③低血圧の改善効果
サウナでは血管が拡張し、血圧は低い状態になっています。一方、水風呂では血管が縮小し、血圧が上がります。これを繰り返すことで心臓と血管のポンプ機能を鍛えることができ、血圧が正常値に近付き、低血圧の改善に繋がります。
ただし高血圧の方は、水風呂は刺激が強いため水風呂には徐々に入るなどして、身体には十分ご注意ください。サウナはあくまでも健康になるためのもの、無理する所ではありません。
サウナにおける休憩の効果
実はサウナは休憩も必要。サウナに入って水風呂、本当はその後に休憩が必要。本来サウナは、パパッと入るものではありません。忙しい日本人、なかなかそんな余裕がない、というものありますが。
忘れられがちなサウナの休憩、その休憩にも当然効果があります。
①リラックス効果によるストレス解消
サウナから上がったあとボーッ、として幸せな気分になったことがある方も多いと思いますが、アレです。
サウナ室の熱さや水風呂の冷たさで自律神経が刺激され、身体は緊張状態になります。その後、休憩に入り緊張状態が和らぐと、それまでの反動で全身がリラックス状態に入ります。これによって自律神経が整えられ、ストレスの解消にもつながります。
②身体への負担軽減
サウナ室や水風呂で、血圧や心拍数が急激に変化します。休憩を入れることで、血圧や心拍数を正常な状態に戻すことができ、身体への負担も減らすことができます。
サウナ室でも水風呂でも、そんなに長くいられるものではありません。休憩を入れながらサウナ室や水風呂を繰り返すことによって、サウナの効果を更に上げることができます。よってサウナに休憩は必須と言えます。
サウナの温冷交代浴が身体本体の感覚を呼び戻して健康に
サウナ室、水風呂、休憩の3者それぞれに効果があるサウナ。サウナにはサウナ室での温かさと、水風呂の冷たさの2者を体験することになります。
人間の身体は、皮膚にある皮膚の温度変化を感知するセンサーと、脳の中で結円kの温度を感知するセンサーが2つあります。サウナに入ると、この2つのセンサーによって、自律神経を通して体温を一定に保とうとする機能が短時間で働きます。そしてこの機能は暖房やクーラーの普及によって、現代の日本人が衰えている機能となっています。
サウナは温冷交代浴により、身体本体の感覚を呼び戻すことで健康になる方法、と言うことができます。
サウナによって身体が本来備わっていた感覚が呼び戻されて健康に
サウナの効果まとめ
北欧のフィンランドやロシアといったサウナ大国と比べれば、日本ではタマに入る程度のサウナではありますが、健康に良いそしてリラックスできるという効果は、一度試せば何となくでも分かります。
一説には、風邪のひき始めにも抜群の効果がある、とも言われているサウナ。実は管理人、風邪のひき始めにサウナが効くのか試してみました。
タマにサウナに入る機会があれば、効果を知ってノンビリとサウナを堪能したいものですね。次回のお休みノンビリ時間がとれるなら、スーパー銭湯などでゆーっくりサウナという休み方、特に日頃からお疲れの方にオススメです。
サウナシリーズの第二弾として「正しいサウナの入り方、効果的に入って悦楽のひと時を」という記事も作成しました。こちらも合わせて見れば、サウナの奥深い世界を更に垣間見ることができますよ。
日本の温泉同様、実はサウナも非常に奥深い世界があるようですね。
PS サウナと一言で言っても世界には様々なサウナがあるようです
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