管理人はタマに神戸に行って時間があると、決まってJRの高架下・モトコー商店街をブラブラするのが習慣になっています。

 そんなモトコー商店街、いつの頃からか大家のJR西日本に立ちのきを求められている、との張り紙をモトコーで見たり、報道で見たりするようになりました。

 闇市から発展したと言われ、昭和の面影を残す貴重なモコトー商店街。いつまでも現在の姿のままでいて欲しい、とも思いますが、半分はシャッター通りになっているのも現実の姿です。

 時代の流れには逆らえないのでしょうけれど、モトコー商店街で今の雰囲気が楽しめるのもあと残り少ないのかもしれませんね。

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初めての神戸モトコー商店街

 もう随分昔の話になりますが、管理人がまだ殆ど神戸を知らなかった頃、神戸に行って時間が余ったので、三宮駅から神戸駅まで高架下の商店街を歩いてやれ、と思ったのが全ての始まりです。

 散歩好きな管理人、地図で見れば全然歩ける距離だったのでホント散歩のつもりで、三宮から神戸に向けて高架下を歩き始めました。元々、三宮から元町までの高架下は元々多少は知っていましたが、元町から先の神戸までは全く初めてで未知なる世界。

 確かに「丸玉食堂」は何度か行きましたが(当時はメニューがない店で、衝撃を受けました)、「淡水軒」からは先は知らない世界。

 そして歩いてみて思いました、まだこんな場所が残っていたのか!

 大阪にも東京にも無い、ホント昭和な風景、一発で魅了されてしまいました。水兵みたいな格好の外国人(おそらく外国船の船員さん)が普通に買い物していて、こりゃスゴイ場所があったもんだ、とホント思ったもんです。平成の20年代にワープロ専門店まであって、その昔管理人が使っていたワープロが展示してあり、タイムスリップ状態。もう完全にモトコー商店街にはまってしまいました。

 つい最近だとモトコーの中華「来々亭」の餃子とチャーハンにハマりました。

 そして神戸で暇があると、モトコー商店街をブラブラするようになり、今に至っています。


「来々亭」のチャーハン、絶品です

モトコー商店街の商店がJR西日本から立ちのきを求められている

 ここ2~3年、モトコー商店街を歩いていると、立ち退き云々の張り紙を否が応でも目に入るようになりました。

 昭和の闇市の雰囲気が未だに残るモトコー商店街、ついに来るべきものが来たのか・・・、というのが率直な感想。だって、日本全国多くの闇市からの商店街が、再開発でキレイになっていきました。それは確かに寂しいものもありますが、時代の流れでしょう、今や平成の世も29年目なのですから。

 モトコーの大家さんは当然ながらJR西日本。JR西日本はモトコー商店街の商店の借主に対し、契約更新を行わず、自然な形で順次立ちのきを迫っているようです。

JR西日本は元町から神戸間の再開発をしたいんだろうな

 モトコーの雰囲気は今でも大好きな管理人ですが、以前から気になっているのは、そうは言ってもシャッター通りになりかけているよね、という点。
 地方の商店街とまでは言いませんが、一番最初に訪れた頃から既に結構シャッターが下りていました。最近は契約更新しない、というJR西日本の方針から、ますますシャッター通り化が進んでいます。

 JR西日本としてはモトコー商店街を再開発したいんだろうなぁ、と思います。タイミングとしては丁度、三宮駅前の阪急による再開発がスタートしたところであり、バッチリ。

 尚且つ、元町駅から神戸駅までもモトコー商店街はお世辞にも若者が集まって活気がある、という場所ではなく、寧ろシャッター通りの面影。普通に考えれば、元町から神戸間の一等地が遊んでいる訳で、投資をして整備をして、新しい人やお店を呼び込むことができれば、街の活性化にもなるし、経済メリットもあるしで、再開発を行わない理由はない、とも言えます。

 丁度、JR東日本が秋葉原駅の北側の高架下をキレイに再開発したのがモデルケースではないかと。
 以前、上野の「大統領」でモツ焼きを食べた後、歩いて秋葉原まで行った際に、秋葉原の高架下もブラブラしましたが、モトコー商店街とは間逆のモダンな店舗スペースが広がっていました。まぁ、管理人はモトコーの雰囲気のほうが好きですけど。

 東京の秋葉原でやったようなことをモトコーですれば、三宮から徒歩圏内のモトコー商店街、その経済効果や集客効果は計り知れず、考えれば考えるほど、JR西日本の気持ちが分かるような。


モトコーはこんな感じのシャター通りもあります

モトコーの再開発、耐震工事は取ってつけた理由っぽいが火事のリスクあり

 当初JR西日本は、モトコー商店街の再開発について、耐震工事の必要がある・・・、との説明を行っていたようです。しかし反対運動等々の結果、実は国の耐震基準は満たしています・・・、との説明に。

高架橋の耐震補強工事のため、JR西日本が神戸市中央区の元町高架通商店街(通称・モトコー)に立ち退きを求めている問題で、高架橋が国の耐震基準を満たしていることが5日、分かった。商店主の有志でつくる「モトコーを守る会」が明らかにした。同市内で記者会見した商店主らは「耐震工事の必要性を示してほしい」と訴えた。(産経新聞

 さすがに再開発したいから出てってくださいね、とは言えなかったんでしょう、恐らくは。しかしJR西日本も稚拙なことするなぁ、というのが正直な感想。。。

 ただしモトコー商店街は耐震性に問題はなくても、あの一体は火事になったら一気に火が回りそうではあります。物置っぽいスペースになっている場所もあるので、火がついたら結構まずいでしょ、あの場所は。更に真上をJRが走っている訳で、火事になったらJRまで止まってしまいます。

 火事のことを考えると、再開発は必定かと。モコトーは飲食店も多く入っているので、火事のリスクも当然考えないといけません。

 古い飲食店街で火事が発生、という事態は残念ながら時折発生するので、モトコー商店街の火事のリスクは決して他人事ではないと思いますし、一度火事が発生するとJRの高架下だけに、その影響は非常に広範囲に及ぶと考えられます。。

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人口減少で転機を迎える神戸市

 2015年の国勢調査では、神戸市が人口で福岡市に抜かれて、チョットしたニュースになりました。現在、神戸は福岡に次ぐ、日本6位の都市で、5位は福岡市。ちなみに、1位横浜市、2位大阪市、3位名古屋市、4位札幌市の順です。

 1995年に阪神淡路大震災で被災した神戸市ですが、その後人口は回復。ただし昨今の全国的な人口減少は神戸市にも影響が及び、神戸市は人口減少時代を迎えています。

 一方、九州新幹線の開業後、九州各地の活力をスポイト現象的に吸い取っている福岡は人口増が続いており、その結果、人口で神戸と福岡が逆転するという事態となりました。(何度も行ってますが福岡もいい所ですよ、ホント)

 神戸市は散歩するとスグ分かりますが、平地の少ない街です。平地が少ない街といえば、広島も同様ですが、高度成長期に山を切り開いて街を作ってきた、という歴史があります。ポートアイランドや六甲アイランドは六甲山を切り開いた土砂で埋め立てた島ですし、鈴蘭台始め山を切り開いて造成した団地も神戸は多く存在しています。

 そんな神戸は団塊の世代が引退して、交通の不便な地域から徐々に人口が減り始めています。神戸はバス網が非常に発達していますが、やはりバスは不便。ついでに言えば、神戸のバスはいつも込んでます。

 更に言えば、長田区・兵庫区と言った神戸の中心地の周辺地域にありながら、古い街の残る地域も人口減少が始まっており、神戸は新興大都市の高齢化と人口減少のモデルケースとも言うべき都市となりつつあります。

 とはいえ、まだ人口100万都市の神戸は、他の地方都市と比べると都市の体力も街のブランド力も抜けているので、それ程上記の問題がクローズアップされる機会は少ないのですが、神戸の街で飲んだり仕事したり散歩したりしていると、ヒシヒシと問題は感じます。

 街に平地の少ない神戸市は、三宮の市街地でのタワーマンションの規制を開始していますが、コノ規制も人口減少を考えると痛し痒しとなります。ただし、周辺地域から三宮地域への移住は避けられる(周辺地域の過疎化は避けられる)、という効果はあるので、神戸市の考えは分からないでもないですし、街の狭い神戸市にタワーマンションが乱立する姿は、正直結構微妙ではあります。

 モトコーの問題って、神戸の抱える問題をある意味で象徴している部分があります。戦後そして高度成長期の昭和を体現しているモトコー商店街と、現在の神戸の抱える問題が妙に重なって見えるのは管理人だけでしょうか?

まとめ、またモトコーに散歩に行こう

 いつまでモトコー商店街が今のままの姿でいられるかは分かりませんが、今後も時間をみて散歩しに行こうと思います。「来々亭」の餃子とチャーハンをまた食べないと、あのにんにくのたれをたらして食べるチャーハン最高です。

 後は、神戸駅の出口付近の焼肉。以前から行ってみたいと思いつつ、未だに行けていません。

 今後、モトコーがどんなことになるか分かりませんが、モトコーの変わり行く姿を当サイトでもたまに書いていけたらと思います。

 さて次はいつ散歩に行こうかな。

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