大阪地下鉄(大阪市営地下鉄)は8つの地下鉄とニュートラムの9つの路線から構成されています。この9路線、それぞれの路線に色(ラインカラー)が付けられていますが、実は各路線毎に意味を持っています。何気に大阪地下鉄のラインカラーの意味を見てみると面白かったので、ご紹介。

 日頃、大阪地下鉄に乗っている方は話のタネになること請け合い?知ってるようで案外知られていない、大阪地下鉄の路線の色(ラインカラー)の意味を各路線の一言コメントとともにご紹介!

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御堂筋線(第1号線)ラインカラー 赤色

・色名称 赤色(正式にはクリムソンレッド、臙脂色(エンジ))
・意味 大阪の動脈

 大阪の地下鉄と言えば御堂筋線。江坂からなかもずを結び、梅田と難波・天王寺を通るまさに大阪の大動脈。そんな訳で御堂筋線のラインカラーは大阪の動脈を意味する赤!。
 御堂筋線は、北の終着駅は江坂駅。そのまま北に千里中央駅まで線路は続いていますが、江坂-千里中央間は阪急グループの北大阪急行が運営。江坂-千里中央は、大阪万博の際に延伸されましたが、大阪地下鉄は大阪市内を結ぶもの、と言うことで、主に豊中市を通ることになる延伸は阪急グループが行うことになり、現在に至っています。
 東京の方が、新大阪以北に行く際、アレ???、と思うことが多いのですが、こんな歴史的な経緯があります。

谷町線(第2号線)ラインカラー 紫色

・色名称 紫色(正式にはロイヤルパープル、京紫色)
・意味 最高位の僧侶が身にまとう袈裟

 大阪地下鉄で最長路線(28.1km)の谷町線の沿線はお寺の多さで有名。天王寺周辺は特にお寺が集積しています。そんな谷町線のラインカラーはお寺にちなみ、最高位の僧侶が身にまとう袈裟の色の紫色。

 谷町線と言えば、複合駅名も有名。太子橋今市・関目高殿・野江内代・喜連瓜破等、初めて見ると、なんじゃこの駅名は、と思うこと請け合い。慣れるとそれが日常の光景になるのが不思議な所ですが。

四つ橋線(第3号線)ラインカラー 青色

・色名称 青色(正式にはビクトリアブルー、縹色)
・意味 御堂筋線より海側を走る

 大阪地下鉄の中で、あまり乗ったことのない、という方も多い四つ橋線。実は戦時中の1942年に大国町~花園町間の1駅間のみで開業しています、よって第3号線という若いナンバーがついています。
 ラインカラーの由来は、御堂筋線より海側を走っているから、というもの。戦後、岸里・住之江公園と徐々に海の近くを通るようになったため、四つ橋線=青、というイメージは分かりやすいと言えます。その昔は、堺市の大浜付近まで延伸の計画があり、実現していれば四つ橋線は本当に海の間近まで到達していたことになります。

中央線(第4号線)ラインカラー 緑色

・色名称 緑色(正式にはスペクトリウムグリーン)
・意味 大阪城公園の緑

 大阪城の間近を通り、大阪を東西に走る中央線。そんな中央線のラインカラーは大阪城公園の緑から取った緑色。
 西の終点、長田駅以降は近鉄けいはんな線と連絡。京阪奈も緑のイメージがあるので、中央線の緑色はイメージにピッタリです。

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千日前線(第5号線)ラインカラー 桃色

・色名称 桃色(正式にはチェリーローズ、紅桃色)
・意味 千日前にピンク系の店が多い

 完全なる大阪ネタ。千日前線のラインカラーが桃色なのは、沿線にピンク系の店が多いから!?ただし意味としては、千日前にピンク系の店が多い、というところから来ています。他にも今里、日本橋、桜川とピンク系の店が多い駅を千日前線は通っています。

 そんな千日前線ですが、いまや野田阪神から阪神電車とつながり難波から神戸方面に出るのに非常に便利な存在になっています。福原のある新開地まで尼崎経由で一直線。千日前線はピンクのイメージがどうしても離れません・・・。

堺筋線(第6号線)ラインカラー 茶色

・色名称 茶色(正式にはビビッドブラウン)
・意味 相互直通運転する阪急電車の色

 北の終点、天神橋筋六丁目以北は阪急千里線で、阪急と乗り入れを行っているのが堺筋線。そんな堺筋線は阪急電車のイメージカラーを利用した茶色(阪急電車は正式にはマルーン色ですが)。
 実は南の終点が天下茶屋駅で”茶”が入っており、こんな所にも堺筋線と茶色の縁があります。
 阪急で京都方面からやってきて、堺筋線に乗って天下茶屋駅で降りて、南海電車に乗れば和歌山まで行けるという、梅田や難波に用事がないなら、大阪を南北に素早く移動するルートにも堺筋線は使えます。

長堀鶴見緑地線(第7号線)ラインカラー 萌黄色

・色名称 萌黄色
・意味 鶴見緑地の芝生などの緑

 国内初のリニアモータ駆動式鉄道の長堀鶴見緑地線。他の路線に比べて狭いですが、独特の乗り心地を有しています。
 花博の開催された1990年に開業し、花博が開催された鶴見緑地公園の芝生の緑をイメージして、ラインカラーは萌黄色とされています。

 当初は京橋~鶴見緑地間で開業しましたが、その後延伸され、現在は大正~門真南まで計17駅を有する路線となっています。
 

今里筋線(第8号線)ラインカラー オレンジ色

・色名称 オレンジ色(正式にはゴールデンオレンジ、柑子色)
・意味 他路線と識別しやすく暖かいイメージ

 大阪の地下鉄で最も新しい今里筋線。ラインカラーはオレンジ色で、その由来は他路線と識別しやすく暖かいイメージ、というもの。他の路線と比べると、ラインカラーの意味の個性が薄いです。

 大阪の中心地を通らず赤字路線で黒字化のハードルが高く、大阪市民の受けはイマヒトツですが、赤字も暖かく見守って下さい、という言外の意味があるのかもしれません。

南港ポートタウン線(ニュートラム)ラインカラー 水色

・色名称 水色(正式にはセルリアンブルー)
・意味 四つ橋線につながる海・空のブルー

 鉄道ではなく、中量軌動というモノレールや新交通システムに分類されます。四つ橋線の住之江公園駅からの延長の位置付けで開業していることから、四つ橋線と同系色の水色=セルリアンブルーがラインカラーに。
 ひたすら海のそばを通る路線であり、ラインカラーとイメージがピッタリの路線と言えます。

16.5.9大阪地下鉄路線図-min
大阪地下鉄のラインカラーそれぞれに意味があるんです
画像は「大阪市交通局」より

大阪地下鉄のラインカラーまとめ

 大阪地下鉄のラインカラーの歴史は1969年(昭和44年)からスタートしています。それまで各路線は◯号線、と呼ばれていましたが、ラインカラーとともに”◯◯線”という路線名も発表されています。御堂筋線とか中央線とかの名前が付いたのと、ラインカラーが付いたの同じタイミングなのは、結構意外です。

 市が運営する地下鉄としては屈指の規模を誇る大阪地下鉄。ラインカラーの意味や経緯を知っていると、何かと話のタネになりますよ。話のタネにどうぞ。

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