JR東日本とJR北海道が運行する寝台列車「北斗星」が廃止へ。理由は北海道新幹線開業と車体の老朽化のようです。実質的にブルートレインの時代に幕が下りることに、時代の流れを感じます。

 東京と北海道は札幌を結ぶ寝台列車「北斗星」。豪華な個室と食堂車が話題となり、TVでも多く取り上げられ、人気の寝台車かつ、最後のブルートレインでありました。しかしながら、2015年3月に遂にその歴史に幕を閉じるようです。

「最後のブルートレイン「北斗星」廃止へ 車体が老朽化」
http://www.asahi.com/articles/ASGD53DJ0GD5UTIL003.html

 多くの鉄道ファン及び旅行ファンから、「北斗星」を惜しむ声が出ているようですが、これも時代の流れでしょうか。1988年と誕生から既に26年、「北斗星」廃止には大きく分けて2つの要因があるようです。

                          Sponsored Link

「北斗星」廃止理由①北海道新幹線開業による機関車への設備投資を回避

 気が付けば2016年春に北海道新幹線が開業。北海道新幹線の開業にともない、青函トンネルが新幹線仕様にリニューアルされます(リニューアルという表現が良いかどうかは分かりませんが)。リニューアル後の青函トンネルは新幹線仕様のトンネルとなります。と言うことで、北海道新幹線開業後に「北斗星」を走らすとなると、JR東と北海道は、新たに機関車を開発する必要が。
 リニューアル後の青函トンネル用に、新しい貨物車の開発は既にスタートしているようですが、実質的に「北斗星」専用となってしまう機関車はJRとしても、採算に合わない、ということではないかと。ただえさえ、不祥事頻発のJR北海道としては、新規開発のコストはなかなかかけられず、またJR東日本としても、いくら人気の寝台列車「北斗星」とは言え、多額の投資をしてまで維持はできない、ということでしょう、残念ながら。


来るものがあれば、去る者もある、ということでしょうか

「北斗星」廃止理由②車両の老朽化

 「北斗星」は1988年に誕生。既に誕生後26年の月日が経過しています。過酷な北海道を長年走ってきた結果、車両の老朽化が激しいようで、特にJR北海道保有の車両は、ご苦労様、と言わざるを得ない状態の部分も。
 車両の老朽化については下記の記事が詳しいです。

「寝台特急〈北斗星〉の廃止確定は残念」
http://www.huffingtonpost.jp/hogan-kishida/sleeper-train_b_6279478.html
 
 記事中の2番目の写真を見ると思わず、ご苦労様、と思ってしまいます。けど誕生から26年、どうかんがえても設備更新の時期であり、存続か廃止か、北海道新幹線開業は無くとも、判断は迫られていたのだろうと思います。仮に北海道新幹線の開業がなかったとしても、存続は微妙だったのかもしれません。

14.12.9北斗星の客車
こちらはまだキレイな「北斗星」の客車

Sponsored Link

ブルートレイン時代の終焉、日本の新しい鉄道時代の幕開けでもあります

 ブルートレインブームも完全に今は昔となりますが、「北斗星」の廃止で、ブルートレインの歴史は終止符を打たれることになりそうです。既に廃止が発表されているJR西日本の「トワイライトエクスプレス」、そして今回の「北斗星」の廃止、両者ともに2015年3月に廃止、ホント寂しいものです。

 「トワイライトエクスプレス」の廃止については、以前記事にしているので、そちらをご参考ください。

「寝台特急トワイライトエクスプレスが2015年春に引退・廃止、原因理由は老朽化」
http://okiraku-news.net/2014/05/28/towaex/

14.5.28トワイライトエクスプレス
「トワイライトエクスプレス」は既に廃止を発表済み

 「北斗星」と「トワイライトエクスプレス」、両方ともに廃止後も臨時列車等で復活の予定はあるようですが、これも機関車の物理的制約があるので、北海道新幹線開業までと考えられます。臨時列車発表の際は、すんごい予約争奪戦になりそうですが。
 
 しかし「北斗星」が「トワイライトエクスプレス」と同じタイミングで廃止になるとは思いませんでした。これは読んでませんでした。JR北海道・東・西で歩調をあわせたのか?けど北海道新幹線の開業から逆算すれば、必然的に「北斗星」、「トワイライトエクスプレス」ともに2015年春のタイミングでの廃止しかなかったのかもしれません。
 
 北陸新幹線は来年春開業、そして北海道新幹線は再来年春開業。そんな中での「北斗星」と「トワイライトエクスプレス」の廃止。どうやら日本の鉄道の時代が、大きく変わろうとしているようです。

Sponsored Link