登山といえば憧れるのは、北アルプスの槍ヶ岳、という方も多いのでは?そんな槍ヶ岳登山、主要5ルートをご紹介!
日本を代表する登山スポット、北アルプスの槍ヶ岳。実は登るルート、大きく分けて5つあります。そんな槍ヶ岳の登山ルートを、槍ヶ岳に実は結構な回数(5〜6回)登っている管理人がご紹介。
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槍ヶ岳登山の難易度は中級以上、事前準備が大切
基本的に槍ヶ岳に登ろうとしたら、1泊は見ておくべき。1泊の登山、相応の体力が必要となります。槍ヶ岳、王道的な上高地から槍沢ロッジを経て登るルートでも中級以上。だから事前の準備は必須。せめて1ヶ月くらい前から、週に1〜2度のジョギング(30分程度)をお勧めします。
なまった体で槍ヶ岳行くと、槍ヶ岳手前でへばります。そしてへばると、高山病になります。槍ヶ岳、頂上の手前に小屋(槍岳山荘)があって、頂上まで更に片道30分程度かかりますが、体力なくて小屋で体力が尽きると、槍ヶ岳のピーク目前で、槍ヶ岳登頂断念という、何をしに行ったのか、分からない状態になります。アホな管理人、一度やってます・・・。高山病をなめてはいけません、というか事前準備は山はホント大切。
それにそもそも、槍ヶ岳は登山の中級者以上の山。舐めてかかると思わぬ怪我しますよ。だから、事前準備として、体力作りはしておきましょう。
槍ヶ岳登山ルート
槍ヶ岳に登るには主に5つのルートがあります。槍ヶ岳は槍岳山荘まで行くと、槍岳山荘から片道約30分です。
下記ルート、時間は概算なので、各人の体力や技術によってかなり違ってきますので、ご了承ください。
(管理人、その昔に双六岳付近で、老夫婦が風のような速さで管理人を追い抜いて行き、登山は年齢ではないかもしれない、と実感したことがあります)
①上高地→槍沢ロッジ→槍ヶ岳
・槍ヶ岳に登る王道ルート。それでも日帰りは無理。槍岳山荘に宿泊して、ご来光を見てから、下山しましょう。
・上高地→3時間→横尾→1時間30分→槍沢ロッヂ→3時間30分→殺生ヒュッテ→30分→槍岳山荘
・片道合計8時間30分。
・かつてSMAPの稲垣吾郎さんと草彅剛さんが槍ヶ岳に登ったルートでもあります
ルートの詳細は下記記事をご覧ください。
②新穂高温泉→双六山荘→槍ヶ岳
・岐阜県側から登るならこのルートがオススメ。ただし余裕を持って2泊(双六山荘、槍岳山荘)がよいです。
・新穂高温泉→5時間30分→鏡平山荘→2時間30分→双六山荘→6時間30分→槍岳山荘
・片道合計14時間30分
ルートの詳細は下記記事をご覧ください。
「槍ヶ岳登山ルートその2、新穂高温泉から双六小屋を経る2泊3日ルート」
③中房温泉→大天井岳→槍ヶ岳
・合戦尾根は北アルプス3大急登の一つ。ただし合戦尾根の後、燕山荘泊にすれば、それほど無理はありません。
・中房温泉→4時間→燕山荘→2時間30分→大天井ヒュッテ→7時間→槍岳山荘
・片道合計13時間30分
ルートの詳細は下記記事をご覧ください。
「槍ガ岳登山その4、合戦尾根から燕岳・大天井岳に向かう表銀座ルート」
④新穂高温泉→槍平小屋→槍ヶ岳
・体力勝負で、中級者以上でないとオススメできません。管理人は2度このルートで槍ヶ岳登りましたが、槍ヶ岳の雄大さを感じることができるルートです、実は。
・新穂高温泉→4時間30分→槍平小屋→6時間15分→槍岳山荘
・片道合計10時間45分
ルートの詳細は下記記事をご覧ください。
「槍ヶ岳登山ルートその3、新穂高温泉から槍平小屋を経るルート(上級者向け)」
⑤上高地→穂高連峰→槍ヶ岳
・登山者が憧れる大キレット縦断ルート、上級者以外は行くべきではありませんが、絶景は感動もの。
・上高地→6時間→涸沢ヒュッテ→2時間30分→穂高岳山荘→9時間30分→槍岳山荘
・片道合計18時間
あと、蝶ヶ岳や常念岳から槍ヶ岳に登るルートもありますが、アプローチが不便なため割愛。けど、蝶ヶ岳方面から見る槍ヶ岳は絶景です、ホント。詳しくは下記をどうぞ。
槍ヶ岳の難易度→中級者以上の山
上記5ルートをご紹介しましたが、下界(上高地含む)から槍ヶ岳(正確には槍岳山荘)まで、最短でも片道約8時間30分。往復すれば16時間は見ないといけません。
槍ヶ岳の日帰り登山は実質的に不可能!
そして最短でも片道約8時間30分で1泊は必要と言うことで、槍ヶ岳の難易度は中級者以上の山、とさせて頂きます。
トレランの方はひょっとすると、日帰りも可能かもしれませんが、管理人はトレランは全く分からない世界なので、コメントできません。けど客観的に、岩場が続くルートが多く、体力もさることながら一歩間違うと滑落の危険のあるルートも多い槍ヶ岳登山、トレランと言えども日帰りはやめたほうが・・・。
まとめ
せっかく槍ヶ岳登山をする機会を得たのであれば、準備万端で槍ヶ岳に臨みたいものです。槍ヶ岳からのご来光と雲海見ると、ホント心があらわれる、というのがわかります。これは行ってみないと分かりません。
正直、お盆の頃に行くと、小屋から槍ヶ岳頂上まで、渋滞が出来ている姿は、登山ブームもここまでくるか・・・、と思ってしまいますが、そういったピークを外せば、素晴らしい景色を堪能できますよ。
今も昔も管理人が一番好きな山、槍ヶ岳。ちゃんと事前の準備をして、事故のないよう登りたいものですね。
尚、槍ヶ岳に登るのなら通称アエリア「山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地」は必須アイテム。事前準備に、登山中にと大活躍します。外界で眺めているだけでも結構楽しいですよ。槍ヶ岳の登山を計画するなら、まずはご購入を!
山岳保険入ってますか?
槍ヶ岳レベルの登山を行う場合、山岳保険の加入は登山者としてのマナーとなります。登山事故が増えている昨今、もしもへの備えは必要不可欠となります。
ネットで手軽に入れる山岳保険としては日本山岳救助機構合同会社(JIRO)による日本山岳救助機構会員制度があります。
入会金2,000円+年会費2,000円に消費税の合計4,320円が当初必要となり、また事後負担金として年度終了後に750円~1,500円(見込)が必要となりますが、1度入会すれば年会費+事後負担金で山岳保険に継続加入することができます。
登山が趣味で年に何度も登山するにもかかわらず、山岳保険にこれまで無加入の方、一度日本山岳救助機構合同会社(JIRO)への加入を検討されてみてはいかがでしょうか?
PS.槍ヶ岳に登るなら事前のトレーニングが必要、トレーニングはジョギングがオススメです
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