槍ヶ岳登山シリーズその4、今回は燕岳から大天井岳をへて槍ヶ岳に向かう、表銀座ルートをご紹介。北アルプスの三大急登の1つを登る体力勝負のルートです。

 槍ヶ岳登山シリーズその4は、合戦尾根から燕岳そして大天井岳をへて槍ヶ岳に向かう、表銀座ルートです。合戦尾根は北アルプスの三大急登の1つであり、体力勝負のルート=こちらも上級者向けです。最初の燕岳の登りが大変なルートですが、一度稜線ルートに乗ってしまえば、北アルプスの絶景をズーット楽しめ、また大天井岳から槍ヶ岳の間に雷鳥を見ることができたり、なかなか面白いルートです。
 体力があって、比較的時間に余裕のある方におすすめできる、槍ヶ岳ルートとなります。

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中房温泉→燕山荘:4時間

 このルート、実は中房温泉まで行くのが案外大変だったりします。
 中房温泉の場所は下記をご覧ください。
中房温泉の地図・基本情報

 JR大糸線穂高駅からバスで1時間ほど。バスの時間にはくれぐれもご注意ください。ただし、その後の行動時間を考えるとタクシーの利用がベストではあります。

 中房温泉から燕山荘、時間で言えば4時間。たった4時間で槍ヶ岳への取り付きができる?イエイエ、中房温泉から燕山荘までの合戦尾根、北アルプス3大急登の1つです、ご覚悟を。
樹林帯の中の急登をひたすら登ることになります。

 ちなみに、北アルプスの3大急登とは、燕岳の合戦尾根・剱岳の早月尾根・烏帽子岳のブナ立尾根。笠ヶ岳の笠新道も加えるケースもあります。

 そして3時間ほどで合戦小屋、売店もあるのでそこで休憩できます。そこからあと1時間で燕山荘。頑張ってください、ホント。

 燕山荘についたら漸く一息。燕山荘、北アルプスで1、2を争う立派さです。売店ではケーキも売ってます。ノンビリするには最適な山小屋。中房温泉から4時間で到着して、燕岳往復しても5時間ほどの行動時間ですが、時間が取れればノンビリ宿泊するのがオススメです。

 そして燕山荘から燕岳まで、片道約30分。メインの荷物を山荘において、燕山荘の往復も可能、ここはそれまでの急登と違って楽々コースです。岩と砂の北アルプスっぽい風景、 燕岳でも十分堪能できます。

体力に自信が無いなら、その昔SMAPも登った上高地→横尾→槍ヶ岳のルートがオススメです
「槍ヶ岳登山ルートその1、上高地から横尾の王道ルート」

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燕山荘→大天井岳→大天井ヒュッテ:2時間30分

 このルート、燕山荘に到着して稜線に取り付いたら、あとは基本的には稜線歩きとなります。アップダウンはあれども、合戦尾根の急登に比べれば楽勝です(楽勝は言い過ぎですが)。比較的視界が効く、稜線歩きが楽しめます。

 燕山荘から大天井ヒュッテまで約2時間30分。中房温泉から入山で、十分1日目で到達可能です(当然、合戦尾根でバテていないのが大前提)。燕山荘がオススメ、と書きましたが、大天井ヒュッテもこじんまりしてオススメです。燕山荘や槍岳山荘のような、ある意味近代的な山小屋とは違い、昔の山小屋の面影を残している大天井ヒュッテ、管理人の好きな山小屋の1つです。

大天井ヒュッテ→西岳:3時間

 大天井ヒュッテから西岳への道、喜作新道も基本的には稜線に歩き。途中からは槍ヶ岳も視界に入ってきて、北アルプスそして槍ヶ岳を実感できるルート。

 西岳は、結構マイナーな山ですが、なかなか景色が良い山です。特に西岳頂上からの景色はオススメ。ただし西岳への登りは岩々した道をジグザグに登ることになるので、若干シンドイ面もあるので、ご覚悟を。

西岳→槍岳山荘:4時間

 西岳、そして水俣乗越→東鎌尾根をへて槍岳山荘を向かう道は、典型的な北アルプスの岩々しているルート。途中に鎖場やハシゴが何箇所もありますし、足場の岩がグラグラしていることも多々あるのでご注意ください。

 またタマに雷鳥の姿も目の前で見かけることもあります。タマというより、管理人はこの辺りで何度も雷鳥の姿を見ています。ホントに、雷鳥って飛べないのね・・・、というのがよーく分かります。

 けどこのルート、穂高岳→槍ヶ岳の大キレット程ではないにせよ、北アルプスの岩のルートを堪能できるというか、実感できるルートです。特にヒュッテ大槍からの最後の約1時間は、槍ヶ岳そして断崖絶壁の絶景を見ながらの登り。(断崖絶壁は見えますが、道自体はそこまで危険ではありません)
 そして遂に槍岳山荘に到着。

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帰り

 中房温泉から槍ヶ岳に向かうルート、帰りに同じルートはオススメしません。下山は上高地に下りるか、新穂高温泉に下りるか。事前にどちらに下りるべきか、よーく考えておいてください。長野県側なら上高地に下山が王道ではあります。

「上高地に下山するルート」

「新穂高温泉に下山するルート」

まとめ

 合戦尾根の急登を我慢できれば+中房温泉のアプローチが苦でなければ(結構面倒です)、オススメのルート。このルートは、特に時間の余裕のある方にこそオススメしたいです。

 燕山荘、大天井ヒュッテ、槍岳山荘と宿泊できる小屋が揃っており、時間が許せば3泊でノンビリ槍ヶ岳に向かうことができるという、贅沢な槍ヶ岳への登山が楽しめます。稜線歩きが続くので、景色もいいですし、最後の槍ヶ岳への登りは、岩登りっぽいことも体験できます。

 合戦尾根の急騰があるので、槍ヶ岳の登山ルートの中でも体力が必要とされるルートですが、まとまった休みが取れたら一度検討してみては?ノンビリと槍ヶ岳に向かうのも、なかなかいいものですよ。

よろしければ槍ヶ岳登山の総合ページもどうぞ!
「槍ヶ岳登山、主要5ルートをご紹介!」

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