単独登山は危険もありますが、独特のよさがあります。自分の世界にドップリと浸ることのできる単独登山は、通常の団体登山とは異なる楽しさがあります。

単独登山のよさと危険性について、これまでの経験を踏まえて解説してみます。

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登山はメンタルスポーツと実感できる単独登山

学生の頃から登山はしていますが、単独登山をするようになったのは社会人になってから。何せ一緒に行く相手が社会人になるといない、そしていても休みが合わない・・・。

単独で八ヶ岳も行きましたし、鹿島槍の縦走、そして大キレット縦断もしました。気が付けば単独登山にスッカリハマッテしまった管理人。元々団体行動も好きですが、個人行動はもっと好きなので、性に合ったんでしょう。

単独登山をすると、パーティーを組んで登る山とはまた違った光景が見えてきます。特にアルプス等の宿泊を伴う標高の高い山に行くと、それまでの団体登山では感じたり、気付かなかった事が多く見えてきます。

管理人が一番思ったのは、登山はメンタルスポーツ、という部分。メンタルスポーツと言っても、テニスのようにミスする・しないの話ではありません。登山をしながら、自分と向き合う、座禅を組むような気持ちに陥ることがしばしばあります。

単独登山をすると今の自分と向き合うことができます。下界では一人で相当量飲むと自分と向き合うことがありますが(笑)、日頃殆ど行うことのない自分との対話が単独登山では日常的に可能です。

単独登山をすると、それまでのモヤモヤが晴れたり、迷いごとの心が決まったり、新しいアイディアが産まれたり、メンタル的に非常に好影響があります。単独登山のメリットは、このようなメンタル面にこそあるのではないかと。

シビレル判断を求められることがある単独登山

日頃仕事をしていて脳みそがシビレルような判断を迫られることは滅多にありません。株式取引をしていると、シビレル判断を迫られることがありますが、逆に言えば仕事で余程追い込まれたり、株式取引でもしない限り、そんな経験をする機会は殆どありません。

しかし単独登山ではタマにシビレル判断を迫られることが、しばしがあります。道が分かれている際の、道を選ぶ判断、宿泊先までの時間距離の判断、風雨の中で行動を見送るか・先に行くかの判断等、この判断たまらんなー、という機会は単独登山経験者なら誰しも経験あるのではないでしょうか。

正直、シビレル判断は迫られないにこしたことはありません。しかしそこは自然相手の登山、どうしてもギリギリの判断を迫られるケースは否応なく生じます。

かつて北アルプスで完全にルートを勘違いして、先に行くか戻るかの判断を迫られた時、難しい判断せられるのはシビレルなー、と思い、逆に日頃そんなにシビレルような判断力は使っていないな、と痛感したものです。生きている、という“生”を感じた瞬間でした。


単独登山はシビレル判断を迫れることがしばしばあります

単独登山の危険性、全てが自己責任

単独登山のデメリットは誰しも理解できるように、全てが自己責任、という点。道を間違えようが、怪我しようが、途中でルート自体を変えてしまおうが、全ては自己責任。

単独登山を行う際には、全ては自己責任、という認識を十分に持つ必要があります。そしてその認識をベースに、全ての計画を立てる必要があります。

怪我しても自分で何とかしなければいけませんし、事前の十準備も入念に行う必要があります。そして山では何かしらのトラブルが発生します。それらトラブルに対し、一人で対応する必要があります。

滑落したら最後、誰にも発見されないリスクだってあります。以前、北アルプスでガイドしている人から聞いたのですが、滑落するとホントにヒョイという感じで人影がなくなるそうです。だから目前で滑落が発生するケースを除くと、滑落に気付くのは難しい、とのこと。

感覚的に分かると思いますが、単独登山は危険性の高い登山と言う事ができます。

登山計画書の作成と提出は必須

トレーニング的に低山に日帰り登山する場合はさておき、宿泊をともなう縦走をする際に登山計画書を作成して、登山口に提出していますか?

縦走クラスの単独登山をするなら、登山計画書の作成に加え登山口のポスト等に登山計画書を提出するのは必須です。これをせずに単独登山してはいけない、というくらいに大切です。

そもそも登山計画書作ってますか?登山計画書の作成って、本格登山する際は想像以上に大切です。遭難対策という面もありますが、事前にコースの把握(ルートの各時間)、そもそも現実的な登山プランかどうか、登山計画書を作って見るとほぼ把握ができます。

登山は事前準備が非常に重要、ということは登山のそれなりの経験者であれば誰しも理解しますが、登山計画書の作成は登山準備という観点からも非常に重要です。

そして作成した登山計画書を登山口のポストなどに提出し山に向かう。この姿勢は単独登山を行うのであれば、最低限のマナーであり・自分の身を守るすべとなります。

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保険道具も必ず持参すること

単独登山するなら、保険道具の持参も必要不可欠です。絆創膏、消毒液、テーピング、シップなど、登山に必要とされる衛生用品は様々な種類があります。

保険道具、イザと言う時に必要となります。日頃は殆ど単なる荷物です。ただしイザと言う時に利用できないと意味がありません。管理人、登山中に捻挫して、衛生用品のシップが無いことに気付くという大失態を犯したことがあります・・・。

単独登山の前には、保険道具の確認も必要不可欠です。必要物がしっかり衛生箱や袋に入っているか、じっくり確認した上で登山に望むようにしましょー。当然、期限切れの薬類は新しいものにしないとダメですよ。3年前に期限切れの薬品が入っているケース、案外多いですよ。

保険道具への投資は無事に山から帰ってくるための必要な投資と考えるべきです。

登山保険への加入も必須

以前に比べると登山保険も手軽に入ることが出来るようになりました。イザと言うときは全て自己責任になる単独登山では、保険への加入も必要不可欠です。

ネットからでは下記の日本山岳救助機構合同会社(JIRO)の加入が簡単です。単独の日帰り登山から宿泊登山、また団体登山までカバーしているので、登山を楽しむなら本格シーズン前の段階で保険に入っておくと安心です。

高齢者の登山ファンが増える中、遭難や怪我でヘリが呼ばれる機会も増えています。学生時代にバリバリと山に登っていたからといって、その体力が今もあるわけではありませんよ。(かつての経験から、自らの体力への過信が登山事故の大きな原因をしめているようです)

事前の備えとして、単独登山の場合は特に登山保険は入っておきたいものです。

日本山岳救助機構会員制度の詳細を見てみる

頭をカラッポにできる単独登山

単独登山で稜線など、特に迷うことの無い道を歩いていると頭の中をカラッポにすることができます。座禅にも似た感覚に襲われることがあります。

日常生活で、頭をカラッポにする機会は殆どありません。しかし単独登山は、たとえ日帰り登山であっても、それなりに長いコースであれば頭をカラッポにする機会があります。

頭をカラッポにすることで、仕事やプライベートに新しいアイディアを得ることができます。考えをリセットするって、ホント大切だなー、と思います。以前一番山に行っていた時は、考えをリセットにするためにいっていた部分もあります。

宿泊を伴う縦走だと、準備も大掛かりになりますが、日帰り登山であれば少しずつレベルを上げて単独登山を楽しむこともできます。

ご興味あれば、まずは日帰りの単独登山から始めてみてはいかがでしょうか?団体登山とはまた違う魅力に気付くことができますよ。

山岳保険入ってますか?

単独登山の場合は特に、山岳保険に入っておきたいもの。登山事故が増えている昨今、もしもへの備えは必要不可欠となります。

ネットで手軽に入れる山岳保険としては日本山岳救助機構合同会社(JIRO)による日本山岳救助機構会員制度があります。

入会金2,000円+年会費2,000円に消費税の合計4,320円が当初必要となり、また事後負担金として年度終了後に750円~1,500円(見込)が必要となりますが、1度入会すれば年会費+事後負担金で山岳保険に継続加入することができます。

登山が趣味で年に何度も登山するにもかかわらず、山岳保険にこれまで無加入の方、一度日本山岳救助機構合同会社(JIRO)への加入を検討されてみてはいかがでしょうか?

日本山岳救助機構会員制度の詳細を見てみる

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