サッカー日本代表の監督に就任したバヒド・ハリルホジッチ氏。そのハリルホジッチ氏の実績や経歴、そしてその評価は?

 オシム元監督のお墨付きもあると言われているハリルホジッチ氏、実力もさることながら、案外日本人好みの監督かもしれません。

 

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バヒド・ハリルホジッチ氏の経歴

 ハリルホジッチ氏(以下ハリル氏)は旧ユーゴスラビア(現、ボスニア・ヘルツェゴビナ)出身の62歳。1971~1987年まではFWの選手としてユーゴ及びフランスのサッカーチームで活躍。その間、1976~1985年はユーゴスラビア代表にも召集。1982年にはワールドカップ(スペイン)にも参加。

 選手引退後は監督としてのキャリアを重ねます。まずは地元ユーゴの監督からスタートし、モロッコ・フランスでクラブチームの監督を歴任。そしてフランスのリースOSC監督時代の2001年に、その年の最優秀監督に選ばれています。
 国代表の監督としては、2008年にコートジボワール代表の監督に就任。その後、2011年にアルジェリア代表の監督に就任。アルジェリア監督として、2014年のブラジルワールドカップに参加し、ベスト16入り。アルジェリア代表監督時に見せた手腕が評価されての、今回の日本代表監督オファーと考えられます。


アルジェリア監督時のホリル氏

 アルジェリア監督を辞めた後、トルコのクラブチームの監督に就任するも、昨年11月に契約解除。現在はフリー。あ、こんな実績ある監督でフリーの人がいたんだ、というのが正直な感想でした。実は日本代表監督探し、タイミングとしてはドンピシャだったのかもしれません。その意味では、日本サッカー連盟、持ってるかも?

アルジェリア監督としてドイツをあと一歩まで追い詰める

 ハリル氏を語る上で欠かせないのは、2014年のブラジルワールドカップでアルジェリア監督としての実績。
 ブラジルワールドカップ、アルジェリア代表はグループH(ベルギー・アルジェリア・ロシア・韓国)に所属。グループH、2位で決勝リーグに進出し、決勝リーグ初戦で、その後優勝するドイツと対戦。

 そのドイツ戦、アルジェリアは大健闘し、試合は1-1で延長戦へ。しかしながら最後は力尽き、2-1でドイツに敗退。しかしながら、優勝国ドイツをギリギリまで追い詰めたアルジェリアの活躍は、多くのサッカーファンの記憶に残ることに。

15.2.26アルジェリア国旗
ハリル氏はアルジェリア監督としての実績が高く評価されています

 下馬評ではそれほど評価の高くなかったアルジェリアをワールドカップ出場にまで導き、さらにベスト16入り、そしてドイツをあと一歩の所まで追い詰めたハリルホジッチ氏、実力的にはサッカー日本代表監督としてお招きできるなら是非、という方ではあります。

アルジェリア大統領の監督続投要請があるも監督を辞任

 世界のサッカーファンを驚かせた、ブラジルワールドカップでのアルジェリアの活躍。当然のことながら、アルジェリアではサッカーフィーバーが巻き起こります(少し言い過ぎ?)。決勝リーグ初戦で敗れはしたものの、ワールドカップベスト16入り、そしてドイツをあと一歩まで追い詰めたハリル氏、ある意味英雄的な扱いに。
 当初、アルジェリア監督はワールドカップまで、という契約。しかしながら、ワールドカップ後もハリル氏に監督を続けて欲しい、との国民的意見が沸き上がり、遂にはアルジェリアの大統領まで(個人的お願いという形で)、ハリル氏に代表監督の続投を要請する事態に。

http://www.bbc.com/sport/0/football/28189755

 しかしハリル氏はアルジェリアを自らの意志で去る決断をします。大統領のお願いにも関わらず、契約満了だから、と言って去っていく監督、なかなかいないのでは?その胸の内は分かりませんが、やるべき仕事をやり遂げて地位に固執せず去っていく、なかなか日本人的美学にあうのではないかなぁ、と思いますが、どんなもんでしょ。

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ハリル氏はオシム元監督も推薦!

 日本代表の監督としての期間は短かったものの、その人気と存在感は未だに衰えないオシム元監督。オシム元監督もボスニア出身ですが、ハリル氏もボスニア出身。オシム元監督は73歳なので、1世代程ハリル氏は下になりますが、当然オシム元監督はハリル氏のことも良くご存じのようです。

 そんな訳で、日本サッカー協会はオシム元監督の意見も聞きに行ったようです。

「ハリル氏に新監督オファーへ!大仁会長、候補者正式に認める」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150226-00000500-sanspo-socc

ただし日本代表復活の道は険しいかも?

 以上がハリル氏の簡単な経歴となります。

 サッカーの場合、成績不振のチームはすぐに監督が解任、というケースが多いのですが、実は問題は監督にあるのではなくチームにある、というケースも多数。
 
 確かにアジア地区で日本の実力は上位クラスですが、アジア地区自体のレベルが上がっているのは間違いありません。これまで相対的優位だった日本代表ですが、アジア地域内での実力差は縮まっている感があります。

 さらにU22以下のクラスが、いずれの大会も苦戦中(リオオリンピックには出場を果たしましたが)。U22以下の層から、次世代の日本代表が生まれる訳で、現在の日本代表の実力はあるとしても、実は次のロシアワールドカップを見据えると、正直心配な面も。下手すると、ワールドカップ出場を逃す、なんて事態もありえます。

 名将ベンゲル監督の推薦でトルシエ氏を代表監督にして成功したパターン(サッカー協会は相当苦労したようですが)を、オシム元監督→ハリル氏のパターンで再現できるのか?いや再現して頂きたいものですね。

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