タカタ製のエアバッグを搭載した車のリコール問題、米国で社会問題化の兆しが。米国議会を巻き込んだ騒動に発展する可能性も。

 実は日本では今の所は大きく報じられていない、自動車部品メーカーのタカタのエアバッグのリコール問題。エアバッグ世界2位のタカタであり、実はリコール問題、日本を飛び出して、アメリカで社会問題化しつつあるようです。

「タカタ、深刻化するエアバッグ問題の行方」
http://toyokeizai.net/articles/-/51760

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エアバック問題自体は2008年11月から

 タカタといえば滋賀県にある独立系自動車部品メーカーとして有名。東海道新幹線乗っていると、滋賀県でタカタのキレイな工場が見えるので、新幹線よく乗っている方はタカタの工場何となくでも覚えているかもしれません。
 今になって、タカタ製のエアバッグ問題が騒ぎになり始めていますが、実はタカタ製のエアバック問題、2008年11月からスタートしており、かれこれもう6年前。当然その間にタカタも対策を取っており、実際タカタとしてはエアバッグ問題に対する引当金計上済み、で既に終わったお話というスタンス。ということで管理人も2008年頃からこの問題知っていましたが、既に騒動は解決済みと思っていました。
 と、思いきや事態は沈静化どころか、ここに来て事態は悪化の兆しすらあります。

そもそもエアバッグ問題って?

 そもそもタカタ製のエアバック問題とは、2000年から02年9月にタカタのメキシコ工場で作られたエアバック部品(インフレーター)が、高温多湿の地域で長期間に渡り使用された場合、車が衝突してエアバッグが作動した時に、異常な破裂が生じて金属片などが飛び散り、乗員がけがをする恐れがある、というもの。その後、03年から07年製造の部品でも、高温多湿な地域で長期間使用された場合に不具合が発生し問題化しています。
 このエアバッグ問題、従来はメキシコ湾岸の一部地域に限って自主回収やリコールが行われていましたが、ここに来て対象地域がジリジリと拡大しており、米国で社会問題化しつつあります。

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米国で集団訴訟の動きも、タカタ製エアバックに対する不信感が増しているのが問題の様子

 タカタ製のエアバックで死者が発生、とも報じられていますが、これはまだ本当にタカタ製のエアバックが原因かは断定されていません。ただし、リコール対象とする絞ったことが、アメリカ国内のタカタ製エアバックに対する不信感を広げることになり、民意や議員に押され米国の当局も調査に乗り出しています。
 かつてトヨタがプリウスのブレーキ問題で、最終的に豊田社長本人が米国議会に呼ばれる騒ぎになってしまったことが、頭をよぎってしまいます。

タカタは優良会社ではありますが、株価は警告を発している状態

 タカタは財務的にも優良会社として知られています。2014年6月末時点の自己資本比率は30%で、純資産は1,347億円、現預金も922億円保有しており、平常時であればホント優良会社だと思います。
 ただ米国での動きに株価は既に警告を発しているようです。9月中2,500円代だった株価は、10月に入り下落を開始し今では1,500円代へ。ザクッと言って、株価が約40%下落しています。
 株価が下落だけで会社がどうこうなる訳ではありませんが、株式市場はタカタの今後について警告を発している、と考えるのは間違いなさそうです。

14.10.28タカタ株価

今後の状況に注目

 エアバッグの部品の問題というより、米国における社会問題というレベルになりつつあるタカタのエアバッグ問題。今後米国政府や議会の対応次第では、大騒動になる可能性もあります。まだ日本では、株式関係者等以外ではそんなに大きく取り上げられていませんが、今後大きく取り上げられる可能性が。
 果たしてタカタの米国でのエアバッグ問題、今後どんな展開を見せるのでしょうか?ちょっと注目してみようと思います。

11/17追記:タカタ製のエアバック問題、遂にタカタとホンダが米国上院の公聴会に召喚へ

タカタ製エアバックの問題でホンダ車のリコールが突出、11/20に米国で公聴会が開催
http://okiraku-news.net/2014/11/17/takata-honda/

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