日本以外の世界の国が大騒ぎになっている「パナマ文書」。世界の大物政治家の名前が記載されているようですが、何より驚いたのは中国人政治家の名前。まだ「パナマ文書」は全貌が明らかになった訳ではありませんが、これまで中国では習近平主席の関係から、何と毛沢東の関係者まで名前が出ている様子。

 現代中国史を揺るがす自体になるかもしれない「パナマ文書」。5月上旬に全貌が明らかになるようですが、4月10日時点で報じられている中国人政治家の名前をピックアップしてみました。
 まさか毛沢東の名前まで出てくるとは、歴史好きの管理人も驚きました。

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パナマ文書とは?

 簡単に言えば、「パナマ文書」というのは「国際調査報道ジャーナリスト連合」(ICIJ)が入手したタックスヘイブン(租税回避地)の弁護士事務所の顧客名簿。タックスヘイブンを利用して税金の負担を安くするという方法は、ファンドや金融機関等での利用はそれ程珍しい話ではありません。なぜかといえば、国際取引で生じる税金は制度が複雑で下手をすると利益以上の税金がかかってくるケースがあるため。
 一方問題となるのは、政治家や富裕層が相続税等の負担を避けるために海外のタックスヘイブンを利用するケース。

 今回明らかになった「パナマ文書」は多くの企業名や個人名が掲載されているようですが、ファンド等の企業の場合通常の商行為の一環でタックスヘイブンを利用することが多いため(例外もありますが)、寧ろ問題となるのは政治家等の個人の名前。

 そして「パナマ文書」で名前の上がっている中国人政治家の名前を見て、管理人は驚いてしまったのでした。

「パナマ文書」に名前があると言われている現役の中国人政治家

 下記に、「パナマ文書」に名前が上がっていると言われている中国人政治家(親族含む)を取り上げてみました。

習近平 国家主席(序列1位)

 泣く子も黙る、現在の中国皇帝とも言える習近平国家主席。現在、腐敗撲滅運動を習主席の号令の下で行われていますが、習主席の姉夫婦の名前が「パナマ文書」に記載されている様子。

 腐敗撲滅運動を行っている本人の親族が「パナマ文書」に名前が出ているというのは一大事。中国では「パナマ文書」関連の報道はおろか、Webサイトも一切見ることができないようです。

「習近平大ピンチ!? 「パナマ文書」が明かした現代中国の深い“闇”習近平一族の資産移転も載っていた」(現代ビジネス)

劉雲山 中央書記処書記(序列5位)

 

張高麗 筆頭副首相(序列7位)

 習主席以外にも現役組で劉雲山書記、張高麗副首相の名前(いずれも親族名義)の名前が掲載されている様子。

 特に劉雲山書記の場合、既に息子の劉楽飛氏が習主席の反腐敗運動の結果、中信証券の副理事長を辞任するに至っています。(「パナマ文書」に名前が乗っていたのは劉楽飛氏の様子)

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「パナマ文書」に名前があると言われている引退済の中国人政治家

毛沢東 元国家主席

 
 いやまさか「パナマ文書」で毛沢東の名前を聞くことになるとは思いもよりませんでした。毛沢東、と聞いても歴史上の人物、というイメージの管理人ですが、親族の名前とはいえ、毛沢東の名前も出ています。

 世界史のワルはシッカリお金を溜め込んでいる、とどこかで読んだ記憶がありますが、中国共産党で中国を支配した毛沢東も歴史の例に漏れなかった、ということ?

胡耀邦 元総書記

 天安門事件で失脚したものの、清廉潔白の士として知られていた胡耀邦 元総書記。その胡耀邦 元総書記の親族の名前も「パナマ文書」に記載があるようです。

 その昔の中国の士大夫は、手を汚さずにスマートにお金儲けをするかが成功の鍵、と言われたようですが、思わずその言葉を思い出してしまいました。別に不正に手を染めずとも、昔で言えば石碑の揮毫等で士大夫は相当な収入があったようなので。

 けどホント、胡耀邦 元総書記は意外な気がしますが、これも中国の政治カルチャーなのかもしれません。

曽慶紅 元国家副主席

 今も隠然たる力を有する江沢民 元国家主席の懐刀とも言われた曽慶紅 元国家副主席も、親族名義で「パナマ文書」に名前が。

 現在の習近平政権のメンバーだけではなく、江沢民派の人物の名前も「パナマ文書」に名前が出ていると言うことで、グループ抗争的には痛み分け?

李鵬 元首相

温家宝 元首相

賈慶林 元全国政治協商会議主席

 他にも引退組の名前が上がっています。温家宝 元首相はクリーンで温和なイメージの方ですが、外国メディアによって親族による海外資産保有をスクープされたこともありました。

薄熙来 元重慶市書記

 習近平 国家主席との権力闘争に敗れ現在無期懲役で服役中。数百億円と言われた不正蓄財ですが、1~2桁数字が違うのでは?、とも言われていました。

※人物名は「日本経済新聞2016/4/9」、習主席を襲った「パナマ文書」スキャンダル – 澁谷司現代ビジネス、を参照しました

まとめ

 他にもジャッキー・チェン氏の名前も「パナマ文書」で上がっているようですが、「パナマ文書」の全貌が明らかになれば中国政界に激震が走る可能性が。ただし、習近平 国家主席派・江沢民派いずれのメンバーも「パナマ文書」に名前があるため、両者痛み分けでなかったことにしましょ、的な結論となる可能性もありそうです。他所の国の政治の裏側までは分かりませんが。

 5月にも全貌が明らかになると言われている「パナマ文書」。既にアイスランドは首相が辞任する等の影響が出ており、今後世界的にどんな影響が出てくるのか非常に注目を浴びそうです。

 日本ではそれほど話題になっていませんが世界を揺るがす可能性のある「パナマ文書」、5月に明らかにされる全貌に注目したいと思います。

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