2015年に顧客への機体納入を目指してきたホンダジェット。既にホンダジェットの受注は100機を超えているそうです。価格は450万ドルなり~。

 2015年に顧客への機体納入を目指していたホンダジェット。そんなホンダジェット、やはりホンダのブランドの力か、その性能故か、既に受注が100機を超えているようです。

 1機450万ドル(約4億7000万円)という、庶民の手の届くモノではありませんが、アメリカ中心に大金持ちや会社用で引き合いが多いようです。

                          Sponsored Link

ホンダジェットの特徴

 ホンダジェットは、パイロット1~2名、乗員5~6名の小型ジェット機。ホンダ創業者の本田宗一郎氏が航空機事業参入を目指し苦節30年、漸く創業者の夢が現実になりつつある、という段階。

 その機体は他の小型ジェット機とは一線を画しています。

 ホンダジェットの公式サイトの動画、カッコイイですね。さすがホンダ、という所でしょうか。

 そしてホンダジェットの素晴らしい所は、デザイン面だけでなく、性能面も類似の小型機と比べ、速度と燃費が約15%優れ、室内は約20%広い点。さらにその性能で、お値段はは他社と同水準のようです。
 さすが日本の自動車メーカーの技術力、といった所でしょうか。変わったデザインが、ホンダジェットの性能面の向上に大きく関係しており、独創的な車作りが特徴のホンダならでは、ですね。
 ちなみに小型ジェット機の中では極めて広いトイレを完備してます。これはもう室内が広い、という点をある意味最大限に生かし、尚且つライバルの機体に比べると、最大の差別化要因かもしれません。

http://response.jp/article/img/2011/08/19/161052/357581.html

Sponsored Link

エンジンはGEと共同開発

 航空機は機体も大切ですが、エンジンも同じくらい、いや機体以上に大切。ホンダジェットのエンジンは、ホンダ単独ではなく、GEとの共同開発になっています。さすがのホンダとは言え、全く新規事業の航空機、その中でも高度な技術力を求められるエンジンについては、ジェットエンジンの2大巨頭の1つGEと組んでいます。
 ホンダとGEが共同開発した新型ジェットエンジン「HF120」はGEと並ぶエンジンメーカーのプラット&ホイットニー(P&W)製のエンジンに比べ、燃費性能が1割高く、耐久性も優れている、という特徴があります。(ジェットエンジンは、過酷な環境にさらされるので、耐久力が求められます)

14.11.14ホンダジェットエンジン
話題のGEと共同開発のエンジン

 そして「HF120」は外販も予定。ホンダは単にホンダジェットを売るだけではなく、「HF120」を販売することで、航空エンジンの会社としても離陸をしようとしています。さすがはエンジンのホンダ。
 ちなみに航空業界、機体を作る会社とエンジンの会社は完全に分かれています。機体メーカーは何社もありますが、エンジンはほぼGEとP&Wの2強の独占状態。ホンダの機体+エンジンという事業が離陸すれば、世界初のビジネスモデル、ということになります。ホンダジェト、機体やエンジンというモノの部分も注目を浴びていますが、機体+エンジンの両方を取り扱うというホンダの事業自体も注目を浴びています。

2015年12月10日アメリカで型式認証取得、12月24日に初号機を顧客に引き渡し

 予定に比べると半年以上遅れはしましたが、どうにか2015年内、ギリギリ12月にホンダジェットはアメリカ当局から型式認証を取得。これで安全性のお墨付きを得られました。

 型式認証取得によりホンダは早速、12月24日に初号機を顧客に納入。ホンダが飛行機開発に乗り出してから足掛け30年、遂に本田宗一郎氏の夢が現実のものになりました。時間はかかっていますが、下町ロケット的展開、ある種の感動を覚えます。

 そして2016年は50機を生産、その後早期に年間100機の生産体制に引き上げる予定。遂にホンダジェットは構想から30年、ビジネスとして離陸する時を迎えています。

 ホンダジェットはアメリカが主な販売先で、なかなか日本でお目にかかることはなさそうですが、いつか日本の空をホンダジェットが飛んでいる姿を見たいものですね。

Sponsored Link