2016年のアメリカ大統領選挙がスタート。2016年11月8日が大統領選挙の投開票日。本選挙まで何度も選挙があるアメリカの大統領選挙の日程(スケジュール)を調べてみました。

 民主党のヒラリー前国務長官の出馬表明で、既に実質的にスタートした2016年のアメリカ大統領選挙。アメリカの大統領選挙、4年に1度のアメリカのお祭りです。アメリカではオリンピックなんかより、全然盛り上がります。自らの生活に直接かかわるので、当たり前ではありますが。

 アメリカではお祭り騒ぎの大統領選挙。2016年の投票日まで、まだ日はありますが、他所の国のお祭りを、見ているのって案外面白いものです。そんな訳で、アメリカの4年に1度のお祭り、2016年の大統領選挙について、日程を調べてみました。(2016年1月5日更新)

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アメリカでは民主党と共和党の大統領候補者選びからスタート

 アメリカは民主党と共和党の2大政党制、というのは有名なお話。そしてアメリカの大統領選挙は、この民主党と共和党の大統領候補を選ぶところからスタートします。(現在のオバマ大統領は民主党、ブッシュ前大統領は共和党。

 そして民主党と共和党はともに同じようなプロセスで大統領候補を選んでいきます。理論的にはアメリカ50州で民主党・共和党の候補者選びをして、その後で大統領選挙、という流れ。候補者選びは途中で不戦敗もあるので、全部の州で激烈な選挙戦、という訳ではありませんがプロセス的には民主党・共和党の50州の大統領候補者を選んで、その上で最後は50州で民主党か共和党の大統領を選ぶことになります。

 アメリカの大統領選、時間がかかるとか複雑とか言われる背景としては、大統領候補者+大統領を50州で選んでいく、というのがあります。日本で各都道府県で自民党の総裁候補を自治体毎の投票でやっていったら・・・、考えるだけでも面倒ですが、その面倒な手続きをアメリカは4年に1回、政治的なお祭りとして繰り返しています。

アメリカの州は国、アメリカの正式名称はアメリカ合衆国

 なぜにこんな面倒な選挙をするかといえば、アメリカの各州は国、ということになっています。そしてアメリカは「アメリカ合衆国」という正式名称で分かるように、国の連合体。いわゆる連邦国家です。

 アメリカの州は日本の都道府県とは全く違って、外交や通貨発行といった権限以外は州が保持しています。例えば軍隊も州兵という名前で存在しています。アメリカは独立した国が集まって国を作った、という歴史的経緯とそういうポリシーで国を作って来た(ex.西部開拓)ので、州の権限は国の権限に近いものを有しています。

 だから大統領はアメリカ国の代表の前に、州の代表、というのが大前提となってきます。そんな訳で、州の代表を選ぶ→国の代表を選ぶ、というプロセスをへて大統領を選ぶことになっています。

2016年アメリカ大統領選挙の日程(スケジュール)概要

 2016年アメリカ大統領選挙、大まかに日程を記載すると、下記のような日程となります。

  1. 2015年夏以降→民主党、共和党の予備選候補者による討論会開催
  2. 2016年2月→アイオワ州党員集会(民主党2/1、共和党2/2)、ニューハンプシャー州予備選挙(2/9)
  3. 2016年3月1日→スーパーチューズデー(多くの州で予備選挙が実施)
  4. 2016年6月まで→全米各州で予備選挙実施
  5. 2016年7月18~21日→共和党全国大会(オハイオ州クリーブランド)
  6. 2016年7月25~28→民主党全国大会(ペンシルバニア州フィラデルフィア)
  7.     

  8. 2016年9月26日→第1回大統領候補テレビ討論会
  9.     

  10. 2016年10月9日→第2回大統領候補テレビ討論会
  11.     

  12. 2016年10月19日→第3回大統領候補テレビ討論会
  13. 2016年11月8日→大統領選投開票
  14. 2016年12月→選挙人による投票で大統領を正式に選出
  15. 2017年1月20日→新大統領就任

 2016年の大統領選挙が実質的にスタートとは言っても、実際の大統領選の投票日は2016年11月8日、まだ少々先となります。2015年にスタートした民主党、共和党の立候補者による討論会が各地で行われ、そして選挙が本格化するのは2016年に入ってからとなります。

 そして民主党・共和党の大統領候補が決定するのは7月の全国大会。この全国大会に向け、各候補者が熾烈な選挙戦を戦うことになります。

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2016年アメリカ大統領選挙、2016年の日程(スケジュール)について

 2016年に入ると、すぐにアメリカ大統領選挙は本格化。

 2月に行われる、アイオワ州の党員集会は、1972年以降、全米で最初に行われる党員集会で、大統領候補者にとっては最初にして最大の関門の1つ。そして翌週にニューハンプシャー州で予備選挙が開催。この2つで、大統領選挙候補者選びの最初の流れが形成されます。

 その流れを受けた、3月1日に開催されるスーパーチューズデー(多くの州で予備選挙が実施される)で、大統領候補者がほぼ決まります。

 これら一連の予備選挙で選出された大統領候補者が、7月の共和党・民主党の全国大会で党の大統領候補者として正式に選出。そしていよいよ、民主党と共和党の直接対決がスタートします。

 その後は、全国遊説等で共和党、民主党の大統領候補者が激しく舌戦を争いますが、10月の大統領候補討論会が最大の見せ場。TVの生放送で全米が注目の中、討論会が行われ、選挙前に有権者から厳しい評価を受けます。この討論会で見事な勝利を収め、見事形成を大逆転して大統領に当選したのは、ケネディ大統領(民主党)というのは有名なお話。

 そして、最終的に11月8日に大統領選挙が行われます。

リオ五輪の開催中は選挙戦は小休止

 2016年はリオデジャネイロで夏季オリンピックが開催。リオ五輪は8月5~21日の日程で開催。

 既にオリンピックの開催前の7月に民主党・共和党の大統領候補者は決定しており、リオ五輪の開催中は選挙戦も小休止という日程になっています。まぁ候補者はオリンピック観戦どころではないでしょうけど。

新大統領の就任式は2017年1月20日

 上記のプロセスを経て、最終的に新しい大統領が就任するのは2017年1月20日。2015年からスタートする大統領選、アメリカでは1年以上かけて大統領選挙を行っています。

 なんとまぁ面倒なことを・・・、と思わないでもないですが、民主主義というのは本来手間のかかるもの。世界の民主主義国家のお手本を任じるアメリカ合衆国、このプロセスを誇りに思いつつ、楽しんでいるのが実情。地元の街のお祭りのようなもののようです。
 そして大統領候補者にとっては、この一連の選出のプロセスで、大統領としての能力や胆力が養われる、と言われています。確かに1年以上に渡る選挙戦、ポッと出のタレント候補では務まりませんね。見事に民主主義が機能しています。

 今後1年以上かけて選ばれるアメリカの新大統領。選挙の記事書くの実は結構面白く、非常に興味のある分野。過去に記事はいくつか書いてきましたが、今後アメリカ大統領選挙関係の記事も、少しずつ記事を書いて行こうと考えています。
 果たして次期大統領は民主党から選出されるのか、それとも共和党か?一寸先は闇のアメリカ大統領選挙、今後注目して参ります。
 

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