2016年7月に予定されている参院選は果たしてどんな結果になるのか?7月までに新聞や雑誌等で予想がされるので、各方面の予想をピックアップして、それらの数字から参院選の行方を占ってみようと思います。

 政治と言うより、選挙自体のほうに興味のある管理人。既にアメリカの大統領選挙の記事を書いていますが、7月に向け参院選の記事も書いて行こうと思います。(2016年6月6日更新)

                          Sponsored Link

改選前の主要政党の議席数

 参議員は3年に1度、半数の改選が行われます。(参議院議員の任期は6年、衆議院議員と違って解散総選挙は無いので余程の事が無ければ6年の任期が勤まります)

 2016年の参院選前の改選前の主要政党の議席数は下記の様になっています。

・自民党 選挙区38+比例区12=合計50
・民主党 選挙区27+比例区15=合計42
・公明党 選挙区3+比例区6=合計9
・維新の党 選挙区0+比例区4=合計4
・共産党 選挙区0+比例区3=合計3
・おおさか維新の会 選挙区0+比例区2=合計2
・その他 選挙区5+比例区6=合計11

 今回の参院選の改選議席、実は民主党が政権を取った後の2010年に行われた選挙分のため、現有では自民党50議席・民主党42議席。自民党と民主党の議席数がイーブンに近い状況。時の首相は菅直人首相。民主党政権への批判は多くありましたが、東日本大震災の前であり、民主党政権への期待がまだ多少なりとも残っていた時期に行われた選挙です。

 今から振り返るとそんな時代もあったのか・・・、と思ってしまいますが、そういう時代は確かにあったんです。

週刊文春2016年1月14日号の参院選予想記事

 最初に取り上げるのは、「週刊文春」2015年1月14日号で予想されていた参院選の予想。「週刊文春」では2016年の参院選の結果を下記のように予想しています。

・自民党 選挙区41(+3)+比例区17(+5)=合計58(+8)
・民主党 選挙区15(▲12)+比例区9(▲6)=合計24(▲18)
・公明党 選挙区7(+4)+比例区6(0)=合計13(+4)
・維新の党 選挙区1(+1)+比例区1(▲3)=合計2(▲2)
・共産党 選挙区3(+3)+比例区6(+3)=合計9(+6)
・おおさか維新の会 選挙区2(+2)+比例区6(+4)=合計8(+6)
・その他 選挙区4(▲1)+比例区3(▲3)=合計7

 「週刊文春」の予想を簡単に現せば、民主党が大敗(▲18議席)して自民・公明・共産・おおさか維新がそれなりに勝利を収める、というもの。

 簡単に言えば、民主党の一人負け、です。

 過去の民主党への期待があった時代の遺産が夏の参院選で全て無くなってしまうことになります。(2010年の参院選を最後にその後は民主党は国政選挙は連敗モードに入っていますので)

 2016年初の段階で自民党に大きな失点はないですし、民主党が勝つ要素も特段見当たらないので、現在の改選分が過去の民主党政権自体の遺産の上にある、と考えれば、なるほどー、という「週刊文春」の議席予想になっています。

週刊文春2016年5月5・12日号の参院選予想記事

 年明けの予想から約4ヶ月後、「週刊文春」は5月5・12日号で再度参院選の予想記事を掲載。民進党成立、野党の選挙協力を加味した予想を下記のように記しています。

・自民党 改選51→予測54(+3)
・民進党 改選47→予測30(▲17)
・公明党 改選9→予測12(+3)
・共産党 改選3→予測9(+6) 
・おおさか維新の会 改選3→予測8(+5)
・その他 改選8→予測8(±0)

 「週刊文春」は野党の選挙協力はあっても、民進党の凋落は避けられない、という予想は変えず。有権者はそう簡単に民主党政権時のゴタゴタを忘れてはいない、というスタンスです。

Sponsored Link

「週刊文春」の衆参同日選となった場合の衆議院の議席予想

 夏の参院選、衆参同日選の噂も流れていますが「週刊文春」は同日選となった場合の衆議院の議席の予想も行っています。まずは1月号の予想。

・自民党 292→285
・民主党 72→78
・公明党 35→31
・維新の党 21→4
・共産党 21→24
・大阪維新の会 13→39
・その他 20→14

 そして次が5月号の予想。
・自民党 291→276
・民進党 96→99
・公明党 35→31
・おおさか維新の会 14→31
・共産党 21→23
・その他 16→15

 既に過去2回の衆院選で充分負けている民主党ですが、同日選の場合は、多少なりとも息を吹きかえす、との予想になっています。そして前回・前々回と大勝利を収めた自民党は遂に議席を減らすことに。
 ただし一番のポイントはおおさか維新の会。現有議席が倍増するという、大勝利が予想されています。

 実はこのおおさか維新の会の大勝利が今後の政治に大きな影響を与えそう。与党志向のおおさか維新の党が与党側につくと、憲法改正が現実味を帯びてきます。
 憲法改正の発議が国会で可能となる水準、参議院、衆議院ともに与党勢力が2/3以上の議席を占めれば、憲法改正の議論がいよいよ具体化する可能性が出てきます。

 衆議院は総議席数475で2/3以上は320以上。「週刊文春」の予想では1月・5月号ともに与党側は2/3以上の議席を占めることになります。

 参議院は議席数242で2/3以上は162以上。1月号の文春の予想では与党勢力が164(自民・公明・おおさか維新・日本のこころを大切にする党)、5月号の予想では与党勢力が162議席。5月号の予想でも与党側はギリギリ憲法改正の発議が可能となります。5月号の文春の予想が少しでも上に振れると、憲法改正の具体的議論は確実に前に進むと考えられます。

民進党成立、野党が選挙協力を行った場合の参院選予想(「週刊現代」16/4/23号)

 「週刊文春」の予想は2016年1月時点のものです。その後、民主党と維新の党が合併して「民進党」が成立。そして共産党が単独候補擁立路線をやめ、選挙協力可能な選挙区については野党候補を推薦、という状況になっています。

 それらの状況を踏まえて、「週刊現代」16/4/23号は簡単な参院選の議席数の予測を行っています。

・自民党 改選50→予測44(▲6)
・民進党 改選46→予測45(▲1)
・公明党 改選9→予測14(+5)
・共産党 改選3→予測5(+2) 
・おおさか維新の会 改選2→予測6(+4)
・その他 改選11→予測7(▲4)

 注目すべきは自民党と民進党。1月時点の「週刊文春」予想では24議席の予想、一方「週刊現代」の予想は45議席。その差は21議席と大きな開きが生じています。

 「週刊現代」の参院選予想記事は、衆院選予想記事の中の付録的存在であり、サラッと書いてあるため簡易な予測と考えられますが、さてどちらの予想に近い結果となるのか、非常に興味深い所です。尚、「週刊現代」の衆院選予測記事については下記の衆院選についての記事で詳しく解説しています。


 

「週刊現代」16/6/18号の参院選議席予想

 7月10日投開票と決定した参院選、「週刊現代」16/6/18号が日本一早い「全議席当落予測」として記事を掲載。その議席予想は下記となっています。

・自民党 改選50→予測51(+1)
・民進党 改選46→予測40(▲6)
・公明党 改選9→予測12(+3)
・共産党 改選3→予測6(+3) 
・おおさか維新の会 改選2→予測8(+6)
・その他 改選11→予測4(▲7)

 「週刊現代」は4月23日号でも参院選の予想記事を掲載していましたが、その際は衆院選の予想の付録的位置付けであり、しっかりした予想は6月18日号が初、と言えます。

 内容としては、自民党横這い、民進党減少、公明・共産・おおさか維新が議席増、というもの。民進党の議席減、という流れは他誌と同様ですが、その議席の減り方が▲6議席と他誌と比べると比較的少なめとなっています。

「サンデー毎日」の参院選予想記事

 GW前に発売された「サンデー毎日」(2016年5月8-15日号)にも参院選の予想記事が掲載されていました。「サンデー毎日」の予想は下記の通り。

・自民党 改選50→予測56(+6)
・民進党 改選43→予測28(▲15)
・公明党 改選9→予測13(+4)
・共産党 改選3→予測11(+8) 
・おおさか維新の会 改選2→予測8(+6)
・その他 改選14→予測5(▲9)

※改選議席数が他誌と異なっています

 その後の「サンデー毎日」(2016年6月19日号)において掲載された、参院選の予想は下記となっています。

・自民党 改選50→予測55(+1)
・民進党 改選43→予測27(▲16)
・公明党 改選9→予測13(+4)
・共産党 改選3→予測11(+8) 
・おおさか維新の会 改選2→予測9(+7)
・その他 改選14→予測6(▲8)

 「サンデー毎日」は野党の選挙協力があっても、民進党は敗れる、という分析結果。「週刊現代」16/4/23号は簡単な参院選の議席数の予測でしたが、「サンデー毎日」は選挙区毎に当選者の予想を行っており、分析内容としては「サンデー毎日」>「週刊現代」となっています。

 それらより、年初の「週刊文春」で予想された通り民主党改め民進党は、共産党他の野党との選挙協力はあっても、苦戦が予想されそうです。

まとめ

 政治は一寸先は闇、と言われるように夏の参院選まで、まだ何があるか分かりません。ともあれ、少なくとも参院選は現状のままだと民主党の大敗の可能性が高い、と考えられます。

 そして注目なのは衆議院も同時に解散して、衆参同日選になるのかどうか?

 7月の参院選に向け、与野党交えて2016年は様々な動きが予想されますが、7月の参院選はどんな状態で迎えるのでしょうか。しばし追いかけてみようと思います。

Sponsored Link