確定申告の時期も近づいて、話題となることが増えてきた”ふるさと納税”。ふるさと納税ってなーに?改めて調べてみました。分かりやすく説明できるかやってみます。

 年が明ければ確定申告の季節。そして近年密かに話題の”ふるさと納税”。ふるさと納税というと、確定申告があったり、本当に税金が安くなるのか?、という疑問があったり、少々とっつきにくい部分もあります。そこで、分かりやすく説明してみますシリーズの第2弾。
「ふるさと納税とは?分かりやすく説明できるかやってみます」。(2015年12月28日更新)

分かりやすく説明シリーズその1:衆議院解散、安倍総理はなぜ解散?分かりやすく説明できるかやってみます
http://okiraku-news.net/2014/11/21/kaisan/

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自分の”ふるさと”でないと、ふるさと納税は申込みできないのか?

 ”ふるさと納税”と聞くと、自分の生まれ故郷に税金を納めるというイメージがありますが、これは完全な間違い!イエ、別に自分の生まれ故郷の自治体にふるさと納税で税金を納めても構いませんが、ふるさと納税の対象は、自分自身の生まれ故郷に限られた制度ではありません。

 だから生まれも育ちも北海道の方が、南国に憧れて沖縄の自治体にふるさと納税してもOK。その逆もまたしかり。”ふるさと”と聞くと、そのまま生まれ故郷というイメージを持ってしまいますが、こと”ふるさと納税”の制度で言う”ふるさと”は、生まれ故郷に限った制度ではありません。一度も言ったことのない地の自治体も”ふるさと”となりえます。
 紛らわしいから”ふるさと”という言葉を使わなくても・・・、とも思いますが、”心のふるさと”はいくつあってもいいじゃないか、ということで大目に見てあげてくださいな。

ふるさと納税の仕組みを簡単に→自治体に対する「寄付」

 説明を始めるとドツボにはまる可能性もある”ふるさと納税”。ごくごく簡単に言えば、応援したい自治体に「寄付」をすること。

 ”ふるさと納税”と言う名前が付いていますが、要は「寄付」なんです。ここが大切。

 確定申告をすると分かりますが、寄付には税金の控除があります。だから自治体に「寄付」をすることで、税金の控除(減額、還付)を受けられる、というのが”ふるさと納税”のそもそもの制度。
 そして一定の範囲内であれば、寄付金額のうち2,000円を超える部分が全額、税金の控除という形で戻ってきます。
 ふるさと納税は2,000円でプレゼントがもらえる、と言われますが、本来の意味は、自治体に寄付をすると、寄付金額から2,000円を引いた金額の税金の控除を受けられる、という意味です。
 話題になっている寄付した自治体からの米や肉とかのプレゼントは、あくまでもオマケ部分なんです。ビックリマンチョコのシールが米とか肉で、そのシールが話題になっている面も。少々表現古いですが。

ふるさと納税の上限金額は住民税の約2割

 実質2,000円の寄付で税金の控除が受けられるなら安いもんだ、と思われる方もおられるかもしれませんが、当然限度額があります。

 簡単に言えば”住民税のおよそ2割”が限度額。

 ちなみに住民税は、前の年の所得をベースに計算されるので、お気を付けください。
 
 そして何とこの2,000円、”ふるさと納税”を1件やろうが10件やろうが、金額は2,000円ポッキリ。ある意味、ここも最大の特徴です。

 ちなみに限度額を超えた分は、単なる税金の払いすぎ、となります。そして個人で事業をしていて赤字が続いている等で、そもそも住民税や所得税を払っていないと、ふるさと納税の制度は使えません。ご注意を。

※ふるさと納税の詳しい限度額は下記をご覧ください

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原則確定申告が必要だが、ワンストップ制度で確定申告無しでふるさと納税が可能に

 ふるさと納税制度を利用するには、確定申告が必須。要は寄付な訳なので、寄付の控除を受けるためには確定申告をする必要がありますが、それと同じルールです。
 サラリーマンだと、医療費控除や住宅ローン減税を受ける方以外はなかなか確定申告に馴染みがありませんね。そこが”ふるさと納税”の心理的+物理的なハードルを結構高くしているように思います。
 しかしながら2015年度から(2016年1月からの確定申告)、確定申告なしでも”ふるさと納税”が利用可能となるワンストップ特例制度が導入。確定申告の必要がなくなり、一気に”ふるさと納税”の制度を利用する方も増えているようです。

 ワンストップ特例制度が利用可能となるのは下記に該当する方となります。

①もともと確定申告をする必要が無い給与所得者等である人(サラリーマン等)
②1年間の寄付先が5自治体以内であること
③2015年1月1日~3月31日まで寄付をしていない人(ワンストップ特例制度の導入が4月1日以降の為)

 尚、ワンストップ特例制度について、詳細は下記で解説しています。

”ふるさと納税”するとオマケで何がもらえる?

 上記で説明したように、”ふるさと納税”=応援したい自治体に対する寄付、という制度です。話題になっている、寄付した自治体からもらえる米や肉は、あくまでもオマケ、いわゆるお礼です。だから、寄付を受けても、特に何もお礼をしていない自治体も多数あります。
 そんな中で、”ふるさと納税”制度で寄付を集めようと努力している自治体が、米や肉等の話題の製品を心ばかりのお礼として寄付者に渡していることが、話題になっています。米や肉に始まり、カニや日本酒そして洋菓子まで何でもござれ状態。家にいながら、寄付をすれば全国の名産品を堪能できる、ここが”ふるさと納税”のオマケ部分の最大の魅力です。

14.12.25カニ
ふるさと納税のお礼でカニを配っている自治体も

 大きく分けると”ふるさと納税”のポイントはこんな所です。分かりやすく、ということで、所得税の計算式等は別の記事に任せました。

 2015年度からは確定申告の必要もなくなり、更に”ふるさと納税”が利用できる金額の枠も約2倍になりました。今後、ますます”ふるさと納税”に注目が集まりそうです。”ふるさと納税”をしても確定申告の必要がなくなった、2015年。モノは試しで、気になる自治体に”ふるさと納税”する方が増えそうですね。

 果たして今後”ふるさと納税”制度はどうなっていくのか。2015年は”ふるさと納税”にとって、転機となる1年になりました。ふるさと納税制度、一部では加熱も報じられていますが、今後どうなっていくのでしょうか?動向を見守りたいと思います。

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