ふるさと納税を株主優待と比較してみました。総合的にはふるさと納税のお得感に軍配が上がりますが、株主優待と比較すると、ふるさと納税のメリットとデメリットがよく分かります。

 一部では遂にブームとまで言われ始めた”ふるさと納税”。当サイトでもふるさと納税の記事を多くアップしていますが、確かに各記事のアクセスがジワジワと増えています。有難いことです。

 管理人は以前から、ふるさと納税と株主優待を比べると、よりふるさと納税の特徴が分かるよなぁ、と思っており、今回はまさにその、ふるさと納税と株主優待の比較を行ってみます。

 大前提としては、ふるさと納税のほうが株主優待より有利、というのがあります。なにせ大金を掛けるリスクはふるさと納税にはありません。それを踏まえた上で、ふるさと納税と株主優待を比べた時のメリットとデメリットを取り上げてみます。

14.2.27〇と×
まずメリットからどうぞ!

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ふるさと納税のメリット

①大金を投じなくても参加できる
 株主優待をもらうためには、当然証券会社を通じて証券市場から株を買う必要があります。株主優待のある銘柄、安くても20~30万円というのが通常(中には数万円というのもありますが)。
 そして更に株には値下がりリスクもつきもの。今はアベノミクス相場で株式上は好調ですが、つい通年前まで株は下がりっぱなしだったの、さすがに記憶に残っていると思われます。優待狙いで株を買ったはいいが、その後値が下がって株を売るに売れない→株主優待の為にエライ買い物したなぁ、という方もチラホラ。

 一方ふるさと納税は、1万円投じれば応援したい自治体の特産品等がもらえます。そして実質的な負担は2,000円。2,000円でも必ず費用がかかるのは嫌という方はさておき、掛けるお金の大きさから、参加のハードルはふるさと納税がより低いと言えます。

②値下がりリスクが無いので心理的負担が少ない
 株は投資であり、上がるメリットもありますが、下がるリスクモある。一方、ふるさと納税は2,000円の費用は必ずかかります。有名な桐谷さんのように、配当狙いで株式投資をするプロの方はさておき、一定の金額を寝かすことを考えるとそれに徹するのは難しいですね。

関連記事:桐谷さん、株の優待生活で有名な、桐谷広人氏の経歴と故米長永世棋聖との関係
http://okiraku-news.net/2014/04/14/kiritani-kabu/

 株を買った後、自分の持っている株の値段がさがると気になって仕方ない、というのは人情。一方、ふるさと納税は自治体に寄付をしたら、それで完結。株主優待に比べると、ふるさと納税は心理的負担が殆どありません。実はこの心理的負担が無い、というのがふるさと納税が株主優待と比べた時の一番のメリットではないかと、管理人は考えています。

③特典の豊富さ
 日本の上場企業は非常に多くありますが、とは言っても日本の自治体の数には及びません。そしてふるさと納税では更に、同じ自治体でも数多くの特典を用意しているケースも多数あります。
 そんな訳で、ある意味ふるさと納税は欲しいモノ+欲しい時期を選びたい放題。確かに以前に比べると株主優待も種類は充実していますが、種類の豊富さはふるさと納税には敵いません。まぁそもそも、株主優待は株式配当=現金のオマケからスタートした、日本独特の制度でもあります。

 株主優待で欲しいモノが無くても、ふるさと納税なら欲しいモノがある、というケースはいくらでもあります。特典の豊富さという観点では、ふるさと納税は株主優待にくらべ、圧倒的に有利と言えそうです。

15.2.27デメリット
お次はデメリット

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ふるさと納税のデメリット

①手続きが面倒臭い
 ふるさと納税制度の利用には確定申告が必須です(現段階では)。今年中に確定申告無しでもふるさと納税の利用が可能になる方向性であはりますが、現段階では確定申告が必須。更に、そもそもふるさと納税を行うためには、自治体に問い合わせて等(今はネット上で完結しますが)の手続きも発生。
 一方、株の場合は証券会社に口座とお金があれば、ネットや電話や店頭で買いの注文をすればそれで完結。
 確定申告の手間とふるさと納税を行うまでの手間を考えると、株主優待の方が手間は少ないですね。

関連記事:ふるさと納税が2015年の改正で確定申告が不要に、注目です
http://okiraku-news.net/2014/12/26/hurusatotax2015/

②年収に応じて限度額が存在
 株はそれこそお金があれば、どれだけでも買うことができます。一方、ふるさと納税は年収によって利用できる限度額が存在。尚且つその限度額、この金額!、というのを調べるのがなかなかヤッカイ。以前、各年収枚のふるさと納税の限度額について、当サイトでも記事にしているので、よろしければそちらをご覧下さい。

「ふるさと納税の限度額の計算方法と目安、年収500万円で約2万円なり~」
http://okiraku-news.net/2014/12/26/hurutax-gendo/

 まぁ、ザクッとは簡単に計算できるので、そこまで手間ではないかもしれませんが、とは言っても自由な金額を寄付できないのは事実。その辺りの自由度は、株主優待の方が上ですね。

③制度改正のリスク
 まさかここまで盛り上がるとは政府も思っていなかったふるさと納税。ブームの気配もあり、今後ブームが盛り上がれば当初政府が腹をくくっていた問題点も改めてクローズアップされる可能性も。

関連記事:ふるさと納税の問題点をピックアップしてみました
http://okiraku-news.net/2015/01/26/furusato-mondai/

 目先は無いと思われますが、ある日突然、ふるさと納税制度は打ち止め、という可能性だってあります。いや別に法律の制定しなくても、総務省が各自治体に強力に指導をすれば、実質的な制度の停止は可能性としては無しではありません。

 まぁコレは極端な例ですが、ふるさと納税制度、制度として今ブームを迎えつつあり、定着自体はこれからの状態。今後、政府の対応次第では制度自体どうなるか読めないリスクがあります。管理人としては、ふるさと納税の一番のリスクはこの、制度の将来が政府の考え一つで変わってしまう点、ではないかと考えています。

まとめ

 そんなに大金を投じずとも、制度のメリットを享受できる、ふるさと納税。どうしてもまとまったお金が必要な株主優待と比べると、メリットは多いと考えています。ただし、とは言っても、株主優待と比べると上記のようなデメリットも存在。制度を利用する側としては、メリットとデメリットを踏まえた上で利用するのがよさそうです。

 最初の手続きのハードルが若干あるふるさと納税、けどメリットを享受するのであれば多少の手間は惜しんではいけません。けど、ふるさと納税のデメリットは手間(特に確定申告のイメージが大きいようですが)だけじゃないのよ、ということで。
 
 ふるさと納税制度のメリットとデメリットを踏まえて、有意義にふるさと納税制度を利用したいものですね。

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